リキュール
Liqueur

lassLevelStr%Ext%CalVol.
酒類最上位----
Hierarchy - UP- Tree view

リキュールは蒸留酒に薬草、ハーブ、フルーツなどの風味や、蜂蜜、砂糖により甘味付けをした酒類である。
日本の酒税法においては「酒類と糖類そのたの物品(酒類を含む)を原料とした酒類でエキス分が2%以上のもの.ただし清酒、合成酒、焼酎、みりん、ビール、果実酒、ウイスキー類、発泡酒類を除くもの」と定義される。
平成元年の酒税法改正以前はリキュールもアルコール15度、エキス分21度以上の本格リキュールと、その他リキュールの2種類に分類されていたが、今は一本化されている。
欧州ではCEE(ヨーロッパ委員会)が1989年に制定したアルコール15度以上かつ糖分を 100g/ℓ 以上のものを指す。
語源には諸説があり、ラテン語の液体を表すリクオル(Liquor)と、溶け込ませるを表すリケファセレ(Liquefacere)が有力である。
起源は中世の錬金術師の発見により、後に修道院へ製法が引き継がれ現在に至る物が少なくない。
色も豊富で近代の欧州社交界では「液体の宝石」と呼ばれ珍重されたこともある。
現在はその色と風味のバリエーションが豊富な事からカクテルでは欠かせない材料となっている。

なおエキス分は15℃の環境において、100g中のアルコールに含まれる不揮発成分の重さを意味する。
例えばエキス分10度であれば、100g中に10gの糖類や乳酸などの不揮発成分が含まれる事になる。


[TOP] - [CDB top] - [Serch]