Linux Basic: 第3章 - Linux基本操作(2)　〜ユーザとグループ〜

↑ | ← | →

ファイル

UNIX/Linux では、コンピュータ資源（ファイル、ディレクトリ、デバイス etc.）を公儀にファイルと呼ぶ。

ファイル名は最大 255Byte、英語・数字・記号が使用でき、英大文字・小文字は区別される。
記号は別の用途があるため、スラッシュ(/), バックスラッシュ(\ ￥), コロン(:), セミコロン(;), 疑問符(?),
感嘆符(!), 不等号(<>), 縦棒(|), 引用符(" ' `) , チルダ(~), ハット(^) は非推奨。
日本語も利用できるが、文字化けや一部のプログラムでの誤動作を起こすため、非推奨 。

ユーザID

CentOS 5.x/6.x/7.x の UID は 4Bytes で、理論上 0 .. 2^32-1(4,294,967,295) だが、実測値は　4,294,967,294　だった。 
max.c:
#include <stdio.h>
#include <pwd.h>
int main(){
        unsigned int size, sizebin;
        size = sizeof(uid_t);
        sizebin = 0xFFFFFFFF;
        printf("MAX UID=%d = %u\n", sizeof(uid_t), sizebin );
        return 0;
}

$ printf "%'d\n" `calc 2^32-1`
4,294,967,295

ユーザの削除

userdel(8) は、誰も所属しないグループがあると、group(5) のエントリーも削除する。
また -r オプションでホームディレクトリ(/home/ユーザー名)と、メールボックス(/var/spool/mail/ユーザー名) を削除する。

グループの作成とパスワード

所属できるセカンダリグループの上限は 65,536 、プライマリと合わせると 65,537 という微妙な上限になる。 
/usr/include/linux/limits.h:
#define NGROUPS_MAX    65536    /* supplemental group IDs are available */
グループパスワードを設定しておくと、所属していないグループへの一時的な所属が可能。
newgrp(1) で、プライマリグループを変更する際に、パスワードによる認証が起こる。 
$ id
uid=500(student) gid=500(student) 所属グループ=500(student),501(vboxsf)
$ newgrp apache
パスワード:
$ touch apa
$ ls -l apa
-rw-r--r-- 1 student apache 0  9月  2 16:05 apa
なお、グループパスワードは gpasswd(8)により修正可能。 - [ UP ]