Linux Basic: 第6章 - Linuxの基本操作(5) 〜プロセスとジョブ〜

| |

コンソール

コンソール(操作卓)は、文字通りコンピュータを直接操作するための端末である。
コンピュータ本体に直接接続される物と、ネットワーク経由で接続される物がある。
前者のデバイスファイル名は /dev/tty* であり、後者は /dev/pts/* となる。

TTY : Tele TYpewriter - 直結コンソール
PTY : Pseudo Tele tYpewrite - 仮想コンソール

一般的に TTY は漢字を扱えないため、.bash_profile に以下を加えるとよい。
### LANG setup by console type
if `tty | grep /dev/tty >/dev/null` ;then
	export LANG=C
else
	export LANG=ja_JP.utf-8
fi

プロセス

プロセスやジョブという用語は非常に曖昧で、OSやメーカーによっても 定義が分かれるところです。
ここでは、分かりやすく以下の定義とします。

ジョブ(仕事)が大きい場合。例えば「報告書をまとめる」と言った作業は、人間の 観点ですが、
実際には推考・印刷・校正と言った作業には、それぞれプロセスが 紐づくので、
ジョブとプロセスの間にタスク(作業) という仕事単位を含める事もあります。

TSS

OS の種類で、Time Sharing Sysmte の略。
CPUと人との作業を考えると、圧倒的にCPUの待ち時間が増えるため、一度に 沢山の処理を積み上げるバッチ方式があった。
対話形式の場合には、利用者を増やしCPU利用時間を配賦するTSS方式が用いられた。

ps

ps コマンドは歴史的な経緯により SystemV(東海岸) と BSD(西海岸) の2系統で動作が異なります。
$ ps -a
  PID TTY          TIME CMD
 4349 pts/0    00:00:00 ps
$ ps a
  PID TTY      STAT   TIME COMMAND
 1168 tty1     Ss+    0:00 -bash
 2808 pts/0    Ss     0:00 -bash
 4350 pts/0    R+     0:00 ps a
- [ UP ]