Linux Basic: 第10章 - Linux のインストール

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10.2 CentOS インストールの初期設定 - BIOS 設定

Thinkpad T430 - USB memory

  1. Thinkpad ロゴ直下に To interrupt normal startup, press Enter が表示されたら [F12] を押す
  2. Boot menu が表示される。
  3. [↑ ][↓ ]で、USB を選択(文字が白反転)
  4. [→ ]で、USB デバイスを展開
  5. 再び[↑ ][↓ ]で、UFD を選択(文字が白反転)
  6. [ Enter ] でブート開始

Thinkpad T430 - DVD

  1. Thinkpad ロゴ直下に To interrupt normal startup, press Enter が表示されたら
    [Enter] を押しメニュー画面に切り替え
  2. [F1] で BIOS 画面呼出
  3. [←][→] で [Startup] タブに切り替え
  4. Boot を [↑][↓] で選択し [Enter] [+],[-](日本語キーボードでは Shift + [^] ) で、以下の順にする
    1. ATAPI CD0
    2. USB HDD
    3. ATA HDD0
  5. [F10] で保存終了

Tips

インストール先

FigureComment
左から外付けHDD (sda)、内蔵SSD (sdb)、boot用USB Memory (sdc) となる。 SSD は INTEL/SAMSUNG SSD の表記がある。
また、パーティション作成時に、NTFS 形式であれば、内蔵SSD なので使用してはいけない。
選択が正しい場合、Unknown Linux や CentOS Linux といった、Linux の表記がある。
標準以外のマウントポイントは、全てユーザー領域(/home と同等扱い)となる。
よって /usr を誤って /user などとすると、ディスク容量不足になる。
マウントポイントは、全て手入力ではなく表示された候補を選択すること。

10.4 インストール後設定

インストール直後、root のホームディレクトリには以下の3ファイルが作成されています。

10.5 システムの起動

自動起動設定まとめ

CentOS 7.xCentOS 6.xCentOS 5.x
systemctl start サービスservice サービス start/etc/init.d/サービス start
systemctl stop サービスservice サービス stop/etc/init.d/サービス stop
systemctl restart サービスservice サービス restart/etc/init.d/サービス restart
systemctl status サービスservice サービス status/etc/init.d/サービス status
systemctl enable サービスchkconfig --level 2345 サービス on
systemctl disable サービスchkconfig --level 2345 サービス off
systemctl list-unit-files --type servicechkconfig --list
また /etc/rc.local (/etc/rc.d/rc.local) はOS起動後自動実行されるスクリプトで、実行可能になっていれば起動される。

デバイス名について

HDD のデバイス名はインターフェースと、ディスク通番、パーティションからなる。
/dev/hdXP -- IDE/ATA HDD
X(ディスク) := a, b, c, d 下図
P(パーティション) := 1 〜 4(基本パーティション), 5 〜 8(拡張パーティション、実態はパーティション4の中)
プライマリ・マスタのパーティション1
 = /dev/hda1
セカンダリ・スレーブの拡張パーティション1
 = /dev/hdd5
/dev/sdXP -- SCSI/SATA/USB HDD
X(ディスク) := a 〜 h / P := 0 〜 4, 5 〜 8

以下はシンボリックリンク

/dev/disk/by-id
インターフェース-メーカ・型式-partパーティション
ex) scsi-SATA_HARDDISK-d550b1b7-part1
/dev/disk/by-label
ラベル名
ex) boot
/dev/disk/by-path
インタフェース-0000:00:01.1-ide-0:00
ex) pci-0000:00:01.1-ide-0:00
pci-0000:00:0d.0-scsi-0:0:0:0-part1
/dev/disk/by-uuid
UUID(Universally Unique Identifier) MACアドレスや乱数を用いて生成した一意のコード
ex) 8e9c2c8b-e199-405d-8b77-45bbb0386881

BIOS

UEFI : Unified Extensible Firmware Interface

IBM PC から使われてきた BIOS および、従来のパーティションテーブルの組合せは
近年の大容量化するデータを扱うには幾つかの欠点が明らかとなっている。
  1. 2TiB 以上のディスクをブートデバイスにできない
  2. CPU に依存した設計
  3. 拡張性のない BIOS
GPT: GUID Partition Table では、64bit システムで、512B x 2^64 = 8.5ZiB である。 UEFI では上記の制限を撤廃し、柔軟なブートとパーティションを提供している。
DOS/V Power Report

MBR : Master Boot Record


MBR は HDD の先頭の 1セクタに記録されたデータであり、パーティションの外に存在する。
以下、各レコードの詳細
- [ UP ]