今回受講したコースでは NT/ORACLE で、セントラルインスタンスのみの設定であったので、 この資料もその内容に準拠している。なお NT はスタンドアローンで、ドメインには参加していない ものとする。 インストール手順としては以下のとおり。
ファイルパラメータ名 | 容量(MB) | 備考 |
---|---|---|
仮想記憶ファイル | ||
PAGEING | 1250 or 主記憶x3+500 | 大きいほうを採用 |
実行イメージ、定義ファイルなど | ||
SIDadm | 20 | 管理ユーザのホームディレクトリ|
Drive:\ORANT | 40 | ORACLEのホームディレクトリ|
SAPLOC | 250 | インスタンスデータ、ワークファイル |
SAPMNT | 300 | R/3 実行イメージ、共通データ |
アーカイブファイル | ||
saparch | 300 | ORACLE Offline REDO log |
トランザクションログ | ||
saplog1 | 41 | ORACLE Online REDO log group 1,3 |
saplog2 | 41 | ORACLE Online REDO log group 2,4 |
ミラートランザクションログ | ||
saplog1m | 41 | ORACLE Online REDO log group 1,3 mirror |
saplog2m | 41 | ORACLE Online REDO log group 2,4 mirror |
テーブルスペース | ||
OraTspSet#1 | 200 | SYSTEM |
200 | ROLL | |
100 | TMEP | |
336 | BTABD | |
114 | DDICD | |
20 | CLUI | |
37 | DOCUD | |
30 | LOADD | |
OraTspSet#2 | 1780 | ES31HD |
OraTspSet#3 | 1056 | ES31HI |
OraTspSet#4 | 466 | POOLD |
324 | STABD | |
45 | PROTI | |
123 | DDICI | |
95 | SOURCEI | |
OraTspSet#5 | 434 | BTABI |
392 | POOLI | |
107 | CLUD | |
68 | EL31HI | |
30 | LOADI | |
OraTspSet#6 | 80 | PROTD |
511 | EL31HD | |
170 | SOURCED | |
230 | STABI | |
24 | DOCUI | |
2 | USER1I | |
2 | USER1D | |
その他 DB | ||
sapreorg | 600 | ORACLE Reorganisation |
saptrace | 20 | ORACLE Tracefile |
sapbackup | 100 | ORACLE backup |
sapcheck | 20 | ORACLE check |
sapstat | 10 | ORACLE status file |
インストールが完了したら、ORAINST を終了し、一旦リブートする。
続いて、メニューからインストールを続ける。
この時システム構成によっては Oracle のパッチなどがあるのでノートを参照すること。
SAP インストール
ユーザ SIDadm でログオンし、“SAP KERNEL” CD をセット。
CD-Drive\NT\ALPHA(or I386)\R3INST.EXE を実行する。
一旦 R3INST.EXE は終了し、スタートメニューに「SAP R3」が追加される。
この作業で、Oracle 上にテーブル領域が確保され、必要なワークディレクトリが登録
される。
データベースの構築とロード
つづいて、SAP のデータベースを構築する。この作業は数時間(この環境では6時間ほど)
かかる。
また CD を2枚用いるので、事前に CD 1枚をディスクにコピーし、一気にインストールする
方法が望ましい。
"DB-EXPORT 1/2"をセットする。
GUI によりインストールするので、特にポイントとなる点のみ解説する。
この時点で英語版(標準)R/3は利用できるので、動作を確認すること。
例
[OraTspSet#1]
SYSTEM=200
ROLL=200
TEMP=100
↓
SYSTEM=240
ROLL=220
TEMP=110
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