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この章では基本的な R/3 の操作について解説する。

ログオン

ログオンは SAPLOGON または SAPGUI とよばれるコマンドを用いる。 SAPLOGON の場合は、接続するサーバを一覧から選択するようになっている。
SAPLOG(Session Manager)
この場合は、サーバをダブルクリックで選択する。SAPGUI の場合は起動すると 予め割り当てられているサーバへのログオン画面が表示される。
ログオン画面
必要な項目を入力し、Enter を押す。

基本操作

ログオンが正常にできれば、初期画面(S000)が表示される。
初期画面(S000)

ボタン

R/3 はメニューとボタンで殆どの操作ができるよう設計されている。 主なボタンは次の通り。
Icon 名称 意味
Enter 画面の入力完了。次画面へなど
Back 前画面へ戻る
Cancel 処理の中断。入力データの破棄
Exit 終了。現トランザクションを終了。最終的には LOGOFF
Copy データ(Object)のコピー
View データ(Object)の表示
Edit 修正、編集
New 新規作成。R/3 では Edit/New は明確に区別される
Save 保存。変更の保存や DB への登録
Run 実行。プログラムを起動する
Bottom / Top データの末尾または先頭にジャンプ。スクロールバーと併用可能
Down / Up データを1画面進めるまたは戻す。スクロールバーと併用可能
Search / Next 検索と前回の検索条件による再検索
Delete/Insert Line 表形式データでの行削除と追加
Help 現画面に関連するヘルプの表示。
Option GUI のオプション設定。フォント、表示色、クイック・カット&ペースト設定など

トランザクション

Entry ボタンの側にあるテキスト入力領域は「コマンド・エリア」と呼ばれ、 スラッシュ(/)で始まるコマンドやトランザクションコードを入力する。
R/3 と GUI にて行う伝票入力やシステム設定は、一連の操作をトランザクションと呼ぶ 単位で管理されている。各トランザクションには4桁のトランザクションコードが割り当て られており、これをコマンド・エリアに直接入力することで煩雑なメニュー操作が軽減 される。
例えば、ユーザ一覧は

メニューの場合

	[ツール]→[システム管理] →[監視]→[システムモニタ]→[ユーザ一覧]
だが、直接トランザクションコード SM04 にて呼び出す事ができる。
現在のトランザクションコードは [システム]→[ステータス] にて参照できる。 トランザクションコード以外にも、現在のユーザ名やサーバの情報なども得る事が できる。

セッション

R/3 では画面の数をセッションと呼び、1つの Logon したユーザにつき、最大6セッション まで作成する事ができます。
新しいセッションを作成するには「コマンド・エリア」から /OTran.Code コマンド を投入します。また /NTran.Code は現在のトランザクションを終了し、セッション を作らずに(画面を新規に開かずに)トランザクションを実行します。 またトランザクションコード(Tran.Code)を指定しない /O コマンドは、 トランザクション一覧を表示し、新たにセッションを開くか、終了するかを選択できます。
"/O" コマンド

ユーザ設定

R/3 は個々のユーザが使いやすいよう、デフォルト値などを設定することができる。 メニューパス[システム]→[ユーザプロファイル]→[自分のデータ]
により種々のデフォルト値の設定が可能。

アドレス

連絡先や、個人名、会社名などの住所録データ

デフォルト

日付の表示形式、カンマの形状、出力先プリンタなど環境の情報を定義する。

パラメータ

種々のトランザクションの入力項目(パラメータ)の初期値を設定できる。
なおパラメータIDは入力画面にて、[F1](ヘルプ)から[技術情報]で参照できる。

GUI 設定

GUIオプションアイコンにより、 その PC での GUI についてフォントや色、警告ベル等を設定できる。

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