テーブルとマスタデータ
組織単位を決定すると、次に実際の情報を定義する必要がある。
例えばクライアントという構造には、会社名や住所、国コード、連絡先などの情報の集合が
対応する。
これらの情報を一意に区別するためテーブルを用意し、関連項目を埋める事が必要で。
R/3 では ABAP/4 Workbentch というツールによるテーブルの定義、データ入力、検索が可能。
特に長期間保存されるテーブルをマスターデータと呼ぶ。
マスターデータの特徴
- データベース内に長期間保存されるデータ(得意先マスタ、仕入先マスタなど)
- マスタデータはアプリケーション間で共有される
- マスタデータは組織から見た分類が可能。
- 得意先マスタデータは財務会計、販売エリア共通データが含まれる
- 得意先マスタデータは、会社コード、販売組織、流通チャネルなどで分類可能