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3.2.1 新規作成

RCS を利用するには、予め専用の作業ディレクトリ RCS を作成します。 複数のプログラマが共同で作業を進める場合は、そのメンバーが書き込めるように しておく必要があります。
	% mkdir RCS
	% chmod 770 RCS
いったん作業用ディレクトリが作成されれば、以降 RCS 関連コマンドで作成される 管理ファイルやワークファイルは全てこの下に作成されます。
ソースファイルを RCS に登録するには ci コマンドを用います。
	ci 元となるファイル
ci を実行すると、RCS ディレクトリ下に管理ファイル(元のファイル名に ,v を付けたもの)が作成されます。 また複数行のコメント入力が可能で、終了するには単体のドット(.)を入力します。
【実行例】
	$ cat -n a.c
	  1 #define MSG "Hello!\n"
	  2
	  3 main()
	  4 {
	  5 	write( 0, MSG, sizeof MSG );
	  6 }

	$ ci a.c
	RCS/a.c,v  <--  a.c
	enter description, terminated with single '.' or end of file:
	NOTE: This is NOT the log message!
	>> New program
	>> .
	initial revision: 1.1
	done

	$ ls -l RCS
	合計 4
	-r--r--r--  1 ycos ycos 255 10月 21 12:09 a.c,v
エラーなく ci コマンドが終了したら元となったファイルは削除されます。

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