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1.2 エディタの起動

まず、シェルのコマンド・モードから vi コマンドを使って、 vi エディタを呼び出します。
	$ vi sample
	
新規に作成されるファイルならば、『新しいファイル』と画面の下に表示されます。 既存のファイルであれば、ファイルの大きさが行数と文字数で表示されます。
もし既存ファイルが書き込めないファイルであれば、『読み取り専用』と表示されます。
	$ vi /etc/motd
	
空白行はチルダ(〜 or  ̄) で表わされます。

ファイルを読み取り専用として vi を起動する時はコマンド view を使います。 このコマンドで起動すると、ファイルの属性によらず『読み取り専用』と表示され ます。ただし、強制書込みコマンド(:w!)は使用できますから、注意が必要です。

補足

  1. 多重更新
    伝統的な vi では、同時に同じファイルを更新しても特にエラーは発生しないので、 注意が必要です。
    vim では編集中のファイルを判定できるようになっており、起動時に既に更新が開始されている場合にはその旨が表示されます。
    多くの場合、多重更新は同じファイルを別のTTYで操作するか、 vi 起動後 ^Z を押し、バックグラウンドで保留になっているプロセスが存在する場合に 発生します。

  2. 修復
    vi が異常終了し、作業ファイルが存在している場合には、 ある程度回復させることが可能です。
    vi では -r オプションにより回復を指示します。 vim では「1.多重更新」同様のメニューが表示されます。

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