コマンド | 解説 |
---|---|
k, <↑>, マイナス(-) | 1行上(ファイルの先頭方向へ) |
j, <↓> | 1行下(ファイルの末尾方向へ) |
l, <→>, スペース | 1文字右 |
h, <←>, <BackSpace>, ^H | 1文字左 |
0(ゼロ) | 行の先頭 |
$ | 行末 |
<Enter>, <Ret>, <+> | 次行の非空白文字 |
n|(縦棒) | 今いる行の n 文字目に移動します。 |
1.5.2 画面上でのカ−ソル移動![]()
コマンド | 解説 |
---|---|
カーソルの直接移動 | |
H | 画面上の最初の行にカーソルを移す。(Home) たとえば 3H は画面上の上から3行目にカーソルを移す。 |
M | 画面上の中央行にカーソルを移す。(Middle) |
L | 画面上の最終行にカーソルを移す。 たとえば 3L は画面上の下から3行目にカーソルを移す。 |
nG | ファイル上の行番号n番目へ移動。 先頭であれば 1G 。nを省略すると末尾へ移動 |
:n <Enter> | ファイル上の行番号n番目へ移動。 先頭であれば :1 。末尾は $ で代用可能 |
スクロール移動(画面が移動) | |
^E | 画面を1行巻き上げる |
^D | 画面を1/2画面分巻き上げる(Down) |
^F | 画面を1画面分巻き上げる(Forward) |
^Y | 画面を1行巻き下げる |
^U | 画面を1/2画面分巻き下げる(Up) |
^B | 画面を1画面分巻き下げる(Backward) |
1.5.3 行中でのカーソル移動![]()
コマンド | 解説 |
---|---|
w | 現在位置の右にある単語の先頭にカーソルを移す。 |
b | 現在位置の左にある単語の先頭にカーソルを移す。 |
e | 現在位置の右にある英字または特殊文字が連続する最後の文字にカーソルを移す。 |
W | 現在位置の右側にある空白で区切られた単語の先頭にカーソルを移す。 |
B | 現在位置の左側にある空白で区切られた単語の先頭にカーソルを移す。 |
E | 空白で区切られた単語の終りにカーソルを移す。 |
下図は文字列「 ab(!),cd[@] ef{$}, gh. 」がある時に先のコマンドで、
どのようにカーソルが移動するかを表したものです。
0(ゼロ) は始めにカーソルがあった位置で、コマンドによりカーソルが移動する
場所を順に数値で示しています。
たとえば w(小文字)コマンドの例では、最初カーソルが a の場所にあり、w を入力
する度に ( 、 c 、 [ ... と移動している様子をまとめています。
1.5.4 その他のカーソル移動 vi で特徴的なカーソル移動として、段落、章といった論理的な固まりを扱うカーソル 移動があります。![]()
その他カーソル移動に関するコマンドは以下のとおりです。
コマンド | 解説 |
---|---|
( と ) | 文単位の移動。開く小括弧 ( で先頭方向へ、閉じる小括弧 ) で末尾方向へ1文づつ移動します。 |
{ と } | 段落単位の移動。中括弧 {, } で移動します。 |
[[ と ]] | 章単位の移動。大括弧2つ [[, ]] で移動 |
% | 対応する括弧への移動。押すたびに開く括弧と、閉じる括弧交互に移動します |
''(シングルクオート2回) | 直前に作業していた行へ移動。 |
Mx と '(シングル)x | 名前 x (a-z,A-Z)について、Mはその行の先頭を記憶し、 '(シングル)は、その名前をつけた行頭へ移動。 |
^G | 現在の状況を表示 ファイル名 [変更有無] 全行数 カーソル位置の全体に占める割合 行,カラム |
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