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2.1 ログインからログアウトまで

ログイン

一般的にコンピュータの利用を開始することを、ログイン、ログオン、サインオン などとと言っています。
Linux ではログインとよび、その手順は以下の通りです。

【1】 CentOS Linux 7 (Core)
Kernel 3.10.0-862.6.3.el7.x86_64 on an x86_64
【2】h006 login: student
【3】Password:
【4】 Last login: Sun Jul 15 11:17:27 2018 from localhost
【5】Backup schedule:
2018/08/01 23:00-24:30
【6】[student@h001 student]$

  1. ログインメッセージ
    ネットワークが接続された時に表示されるメッセージです。
    大抵はホスト名と OS の種類が表示され、この内容は /etc/issue に定義されています。

  2. ユーザ名プロンプト
    ユーザ名(ログイン名)を入力します。 ユーザ名は予めシステム管理者によって作成されているもので、 半角英数字、大文字小文字は区別されます。
    (ex. student)

  3. パスワードプロンプト
    パスワードを入力します。 ただし当然のことですが、パスワードは表示されません。
    もしパスワードの入力ミスに途中で気付いた場合は ^U でクリアし、入力しなおして ください。

  4. 最終ログイン日付
    最後にログインした日時が表示されます。 もしこの日付に覚えがない場合は自分以外のユーザがログインした (パスワードが漏れている)可能性があります。

  5. オープニングメッセージ
    ここには /etc/motd (Message of the Day, 今日のお知らせ) というファイルの内容が表示されます。
    システム管理者からの利用に関する注意書きなどが表示されます。

  6. プロンプト($)が表示され、コマンド入力待ちの状態となりま す。
    これでログインが完了しました。

ログアウト

操作を終了することを、インの反対でログアウトと呼びます。 ログアウトするには、 ^D を入力するか、 logout または exit コマンドを入力します。 以下にサンプルを添付します。
	$ logout
		または
	$ exit
誤って ^D を押してログアウトさせたくない場合は以下のコマンドを実行しておくと 良いでしょう。
	$ set -o ignoreeof
	$ ^D	# ^D を押しても以下のメッセージが表示され終了しない。
 	シェルから脱出するには "logout" を使用してください。

シャットダウン

従来、UNIX はサーバとして複数のユーザが共有するものでしたので、システムの起動と 停止は管理者が行っていました。 最近では個人使用で Linux を使う人も多いかと思います。そのためログアウトするだけでは なく、システムを停止する方法も併記しておきます。 なおシステムを停止することをシャットダウン、起動することをブートと呼びます。
# まず管理ユーザ(super user) に切り替わる
	$ su -
	パスワード:

# システムを停止(電源断)
	# shutdown -h now

# システムを再起動(リブート)
	# shutdown -r now
		または
	# reboot

最近ではシステム管理者権限を特定のコマンドについて開放する sudo を用いることが多くなりました。

# sudo によるシステムの再起動(リブート)
	$ sudo shutdown -r now
	Password: (利用中のユーザーのパスワード)

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