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2.4 ファイル操作コマンド

ここからは具体的にファイルを操作するためのコマンドについて解説して行きます。
基本的なファイル操作コマンドは以下の通りで、すべてキャラクターベースの ユーザーインタフェースによって動作します。 エラーメッセージや処理中の各種メッセージを日本語で表示させるためには、 まず、環境変数の設定を行って下さい。
	$ export LANG=ja_JP.UTF-8
また英語で表記させる場合には、同様に環境変数LANGをCに設定します。
	$ export LANG=C
オンラインマニュアルなど一部の機能は、英語の方が日本語よりも版が新しい事が ありますので、必要に応じ設定してください。

またキャラクターコンソール(PCのBIOS画面相当、マウスやウインドが使えない状態) で日本語を表示すると文字化けを起こすことがあります。

この節で扱うコマンド一覧とリンクは、以下の通りです。

  1. ファイルの一覧(ls)
  2. ファイルの結合・表示(cat)
  3. ファイルの表示(less,head,tail)
  4. ファイルのコピー(cp)
  5. ファイル名の付け替え、移動(mv)
  6. ファイルの削除(rm)
  7. 現在のディレクトリを表示(pwd)
  8. ディレクトリの作成(mkdir)
  9. ディレクトリの移動(cd)
  10. ディレクトリの削除(rmdir)
  11. ファイル属性の変更(chmod)
  12. ファイルの検索(find)


この資料では各コマンドについて、代表的な使いかたのみを解説しています。 より詳しい情報については man コマンドが役に立ちます。
man に続いて、コマンド名称を入力するとマニュアルが表示されます。 終了するには q とタイプします。

	$ man ls 
LS(1)                          ユーザーコマンド                          LS(1)

名前
       ls - ディレクトリの内容をリスト表示する

書式
       ls [オプション]... [ファイル]...

説明
       FILE   に関する情報を一覧表示します  (デフォルトは現在のディレクトリ)。
       -cftuvSUX                         または                        --sort
       が指定されない限り、要素はアルファベット順で並べ替えられます。

       長いオプションに必須の引数は短いオプションにも必須です。

       a, --all
              . で始まる要素を無視しない

       -A, --almost-all
              . および .. を一覧表示しない

       --author                                                             -l
              と合わせて使用した時、各ファイルの作成者を表示する

:'q' で終了

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