- -name file
- ファイル名(file) の指定
- シングル・クォートで囲めば、 * 、 ? 等のメタキャラクターを使うことができます。
- -type c
- ファイルタイプ(c)の指定。
ファイルタイプは次のうちのいずれか
c ファイルタイプ b ブロック型デバイスファイル c キャラクタ型デバイスファイル d ディレクトリ p 名前付きパイプ(FIFO) f 一般のファイル l シンボリックリンク s ソケット - -user user_name/UID
- ファイルの所有者の指定。ユーザ名か UID が使用できます。
- -mtime [+-]n
- -ctime [+-]n
- -atime [+-]n
- -ctime [+-]n
- mtime は最新更新日付とシステム日付の差を指定。同様に atime はアクセス日付、
ctime は作成日付
- +n は n 日前以前に、 n はちょうど n 日前に、 -n は n 日前より 後に修正されたファイルを指す。
- +n は n 日前以前に、 n はちょうど n 日前に、 -n は n 日前より 後に修正されたファイルを指す。
- -perm [+-]param
- 指定した属性のファイルを検索。
- -o, -a
- 条件式の -o 論理和(or)と -a 論理積(and)
- -exec cmd [ 引数 ] {} \;
- 条件と一致したファイルについて cmd で指定したコマンドを実行する。
- コマンドはセミコロン(;)で終り、コマンド引数は｛｝で囲む。 ただしセミコロンは特殊文字であるためバックスラッシュ(\)で、打ち消す必要があり、 さらに {} とセミコロンの間には空白が必須。
- コマンドはセミコロン(;)で終り、コマンド引数は｛｝で囲む。 ただしセミコロンは特殊文字であるためバックスラッシュ(\)で、打ち消す必要があり、 さらに {} とセミコロンの間には空白が必須。
- -ok cmd [ 引数 ] {} \;
- exec 同様にコマンドを行うが、実行される前に実行するか否かの確認をする。
- y で応答した場合のみ cmd で指定したコマンド実行する。
- y で応答した場合のみ cmd で指定したコマンド実行する。
- 条件に一致したファイルのパス・ネームを表示する。
- 伝統的な UNIX ではこのオプションを指定しなければ何も表示されなかったが、 現在は省略時に採用このオプションが用いられている。
$ find . -name 'name*' -print work/textdir/name.lis1 work/textdir/name.lis2 work/textdir/name.data2. カレントディレクトリから、修正日付をもとにファイルを検索
# テストデータ $ date Mon Oct 8 19:37:57 JST 2007 # 今日の日付 2007/10/08 $ ls -lt total 0 -rw-r--r-- 1 ycos users 0 Oct 9 2007 data1009 -rw-r--r-- 1 ycos users 0 Oct 8 00:00 data1008 -rw-r--r-- 1 ycos users 0 Oct 7 00:00 data1007 -rw-r--r-- 1 ycos users 0 Oct 6 00:00 data1006 -rw-r--r-- 1 ycos users 0 Oct 5 00:00 data1005 -rw-r--r-- 1 ycos users 0 Oct 4 00:00 data1004 -rw-r--r-- 1 ycos users 0 Oct 3 00:00 data1003 -rw-r--r-- 1 ycos users 0 Oct 2 00:00 data1002 -rw-r--r-- 1 ycos users 0 Oct 1 00:00 data1001 # 一昨日以前に修正されたファイルを検索 $ find . -mtime +2 -type f -print ./data1001 ./data1002 ./data1003 ./data1004 ./data1005 # ４日前以降に修正されたファイルを検索 $ find . -mtime -4 -type f -print ./data1005 ./data1006 ./data1007 ./data1008 ./data10093. ファイル属性(参照可能、書き込み可能など)を指定したファイル検索
# その他に読込権(004)がついているファイルの検出 $ find /var/log -type f -perm +4 -print 2>/dev/null | head -5 /var/log/news/news.err /var/log/news/news.crit /var/log/news/news.notice /var/log/dmesg /var/log/Xorg.0.log $ ls -l /var/log/news/news.err -rw-rw-r-- 1 news news 0 Apr 19 2005 /var/log/news/news.err $ find / -type d -perm +2 -print 2>/dev/null | head -5 /var/lib/texmf /var/lock/xemacs /var/spool/samba /var/spool/vbox /var/tmp $ ls -ld /var/lib/texmf drwxrwxrwt 2 root root 4096 Aug 2 08:06 /var/lib/texmf $ find /usr/sbin -type f -perm 750 -print | head -3 /usr/sbin/useradd /usr/sbin/userdel /usr/sbin/amrecover $ ls -l /usr/sbin/useradd -rwxr-x--- 1 root root 61776 Oct 16 2006 /usr/sbin/useradd4. カレント・ディレクトリから下のディレクトリで、ファイル名が .lis で終わるものと a.out のうち 3 日前以前に修正したファイルを、対話形式で削除する。
$ find . \( -name a.out -o -name "*.lis" \) -mtime -3 -ok rm {} \;
rm ./test.lis (yes) y
rm ./a.out (yes)
rm ./a.lis (yes)
上の例で、カッコ '()' はオプションの結合を行うために用います。
カッコ '()' 特殊文字としての機能を打ち消すバック・スラッシュ(\)
を付加する必要があります。5. 階層の指定 -maxdepth オプションで検索するディレクトリ階層の深さを指定できます。
$ fine . -maxdepth 1 -name "*.bak" ./Body241.html.bak ./Body244.html.bak -maxdepth オプションは他のオプションよりも先に指定する必要があります。