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5章 vi エディタ
UNIX では、エディタとして ex、vi などが標準として提供されています。
ここでは最もよく用いられ、UNIX らしいと云われる vi エディタについて簡単な使用法を説明します。
vi はサンマイクロシステムズ創始者の一人であった Bill Joy が、
まだカリフォルニア大学バークレー校の学生だった頃に開発したと言われています。
当時のコンピュータ環境はいまとはくらべものにならないほど劣弱で、
ネットワークは数百bps、マウスどころかTTY(Tele TYpewriter)しかない時代でした。
そのためフルスクリーンエディタと行エディタの中間のような構造になっています。
つまり行を明確に指定してコマンドを投入する行エディタの動きと、今では一般化したカーソルを動かして随時コマンドや文字の投入を行うスクリーンエディタの両方を合わせた動作を行います。
今では、vi を改良した vi クローンが多く存在します。elvis, vim などがあります。
特に vim (vi improved) は unix 以外にも実装され多くのユーザを抱えています。
vi は非常に機能が豊富なため、以下に詳細な目次を用意しました。
- 5.1 概要
- 5.2 エディタの起動
- 5.3 エディタの終了と保存
- 5.4 テキスト入力
- 5.5 カーソル移動
- 5.5.1 カーソルの移動
- 5.5.2 スクリーンの上でのカ−ソル移動
- 5.5.3 行中でのカーソル移動
- 5.5.4 画面のスクロール
- 5.5.5 その他のカーソル移動
- 5.6 テキストの削除
- 5.7 テキストのコピーと移動
- 5.7.1 名前なしバッファと削除データの復活
- 5.7.2 名前つきバッファとカット&ペースト
- 5.7.3 ファイル間のカット&ペースト
- 5.8 シェルコマンドの実行
- 5.9 ex コマンドの使用
- 5.9.1 行を指定した置換
- 5.9.2 パターンマッチした行の加工
- 5.10 文字の検索とその文字の削除
- 5.11 文字列の検索と行の変更
- 5.12 その他
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