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3 Cシェルの概要

シェルとは、UNIX のコマンド・インタプリタであり、 それ自身でプログラムを作ることのできるプログラミング言語でもあります。
シェルのコマンド・インタプリタとしての機能は、ユーザが UNIX 対して指示した コマンドを解釈し実行することで、普段ログインして利用している形態を指します。
プログラミング言語としてのシェルは、テキストエディタで作成したプログラムを 用意し、それに実行権を付与することで利用できます。 この時のプログラムをシェルスクリプトと呼びます。

Linux では複数のシェルが用意されていますが、基本は bash 採用されています。 この資料は tcsh(csh) に付いて解説します。
なお利用中の Linux システムで利用できるシェルは /etc/shells に記載されています。

例) Milacle Linux の /etc/shells
	/bin/sh
	/bin/bash
	/sbin/nologin
	/bin/ksh
	/bin/tcsh
	/bin/csh
シェルには大きく b-shell系と c-shell系の2系統に分類されます。 b-shell は最も古い系統で、その作者の名前 Bourne(ボーン)から名付けられています。 sh がそれにあたります。
その後、BSD版 UNIX の誕生とともに、C言語に似た文法を持つ csh が開発されました。 (Cは作者ではなく、言語に似ているという由来になります。) その後、sh(b-shell) は David Kone により改良された ksh や、FSF の bash へと 発展してゆきます。
csh も DEC TOPS (TENEX) の影響をうけた tcsh などが存在します。
3.1 シェル変数
3.2 環境変数
3.3 インタプリタ
3.3.1 リダイレクション
3.3.2 パイプとフィルター
3.3.3 クォーティショニング
3.3.4 ジョブ・コントロール
3.3.5 コマンド履歴
3.3.6 コマンド補完
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