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3.3 コマンドインタプリタ機能
シェルは、ユーザの指示を UNIX に伝える CUI(Command User Interface)
の中心機能で、入力されたコマンドを解釈し実行させるます。
ユーザが UNIX と会話するためのコマンドは、一般に次の様になります。
コマンド名 [引き数1] [引き数2] ...
コマンド名は環境変数PATHで指定されたディレクトリ以下にある実行可能ファイルで、
最初にみつかったものが採用されます。
引き数として指定するのは、コマンド・オプション、ユーザ名、ファイル名等です。
コマンドと引き数、引き数と引き数の間はスペースかタブによって区切って使用します。
特にコマンド・オプションは、他の引き数と区別する為にハイフン( - )で始めます。
例えば
$ ls -l -t
ディスク上の専有領域の合計 21119 (KBytes)
drwxr-x--- 7 yakoshi os2 512 12月02日 17:25 pbmplus10dec91
-rw-r----- 1 yakoshi os2 1426 11月25日 09:49 a
drwxr-x--- 13 yakoshi os2 512 08月04日 1992 cap60
となります。
これは ls コマンドでコマンド・オプション( -l: 詳細情報、
-t: 新しいファイルから)を指定した例です。
コマンド・オプションは -l -t と分けて指定する方法と -lt とまとめて指定する方法
があります。
また、このコマンド・オプションは指定順序は決まっていないのでどちらからでもでき
ます。ただしコマンドによってはその登場順序が可変でないものもあります。
さらにシェルには以下の機能があります。
- 3.3.1 入出力リダイレクション
- 3.3.2 パイプとフィルター
- 3.3.3 クオーティショニング
- 3.3.4 ジョブ・コントロール
- 3.3.5 コマンド履歴
- 3.3.6 コマンド補完
- 3.3.7 コマンド別名
- 3.3.8 組込みコマンド
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