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3.3.7 コマンド別名

alias コマンドはジョブに別名をつけるもので、この機能を使う事によりコマンドを別 の名前に付け換えたり、コマンドのデフォルト・オプションを変更する事ができます。 定義の方法は、次の様に alias コマンドで行ないます。
	alias エイリアス名="変更するコマンド名、オプション"
また、定義したエリアスを参照するには、引き数なしの alias コマンドを実行します。 エイリアスを取り消すには、 unalias コマンドを使用します。

エイリアスはログアウトすると無効になるので、常に決まったエイリアスを指定すると きは、 .profile の中でエイリアス定義を行なってください。

	$ alias dir="ls -l"
	$ alias | grep dir
	dir='ls -l'
	$ dir
	total 4
	-rwxrw-rw-   1 yakoshi  os2          150 Jan 27 16:28 d1
	-rw-r--r--   1 yakoshi  os2            6 Jan 27 16:14 d2
	-rw-r--r--   1 yakoshi  os2           29 Jan 27 16:27 d3
	-rw-r--r--   1 yakoshi  os2          445 Jan 27 16:19 g
同等の効果を得るにはシェル関数を使うこともできます。
シェル関数は文字通り関数として、そのシェル内で動作します (別プロセスにはなりません)
	$ rm()
	> {
	>    /bin/rm -i $*	
	> }
	$ rm a
	rm: a を削除しますか? 

	$ function rm()
	> {
	>    /bin/rm -i $*
	> }
*注意*
関数は alias と違い外部コマンドよりも先に評価されるため /bin/rm のように 関数と同じ名前のコマンドはフル・パスで指定する必要があります。
さもないと自分自身を呼び出し、無限ループする場合があります。


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