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3.4.2 表現式

数値演算や条件判定を式とよびます。 数値演算機能は let を用いて次のように計算させることができます。
	$ let a=1
	$ let b=a+1
	$ let c=b*2
	$ echo $a $b $c
	1 2 4
また小括弧を二重に用いて計算を行うこともできます。
	$ a=3
	$ ((a=a*5))
	$ echo $a
	15
二重小括弧を用いた場合は、さらに数値の論理演算を行うことができます。
	$ a=8
	$ ((a<10)) ; echo $?
	0
	$ ((a>10)) ; echo $?
	1
数値演算で用いることができる演算子
演算子意味
x++, x--変数 x の値を1加算、または減算する
++x, --x上記と同じだが、値を参照する前に減・加算を行う
+, -, *, /加減乗除

ファイルに関する情報を得る表現式(条件式)に次のようなものがあります。 条件判定は if 文等で行います。

意味
-e ファイル名 ファイルが存在すると真。
-r ファイル名 ファイルが存在していて読みだし可能なとき真。
-w ファイル名 ファイルが存在していて書き込み可能なとき真。
-x ファイル名 ファイルが存在していて実行可能なとき真。
-d ファイル名 ディレクトリ・ファイルのとき真。
-f ファイル名 通常のファイルのとき真。
-z ファイル名 ファイルの大きさがゼロのとき真。
-o ファイル名 所有しているファイルのとき真。

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