私がなにかしら不満に思った店は総合で 60点以下を付けていますが、内容に よっては、逆に気にいる方もでてくるかもしれません。また 70点を越えるよ うな、高い得点のお店はぜひ立ち寄ってみてください。 必ずなにか発見があると私は確信しています。
スコアは以下の5つに分類しています。
例えば十分に保存状態のよい Glenfiddich, Glenlivet, Highland -
Park があると 60点ぐらい。
また同じモルトでも Lowland, Highland, Islay といった具合に、
産地に片寄りなく揃っていたり、沢山あると得点は加算されます。
逆に Glenfiddich と Lagavulin だけを扱うようなバランスを考
えていない(モルトで奇をてらうような)店。在庫が 100種類を
越えていても、まともにの呑めるが 10% といった保存状態の悪い
店、などは減点の対象となります。
内装は渋く決めていれば良いと言う物ではなく、その店のコンセ
プトとマスタの個性、客筋とマッチしていることを良しとします。
たとえば常に賑やかな雰囲気の店なら店内は明るく、BGM も映画
音楽などでしょうし、いわゆるオーセンティック(スタッグ)
バーと呼ばれる老舗では、内装は渋めで BGM は流れてないかもしれません。
少なくとも N.B.A や H.B.A に加盟している人はそれなりに向学
心があると解釈して若干高い配点となる事が多いようです。
また、大規模なチェーン店やカフェバーなどによく見られる、
『バイト君を多用する店』は減点となっています。
バイト君とは「時給もいいし、カッコよさそうだから」という
浮かれた気持ちの店員を指し、けして「修業して一人前のバー
テンダーになりたい」という向上心を持つ人は指していません。
例え、どんなに奇麗で有名なバーテンダーが酒を出してくれても、
隣で成り金オヤジが、おねぇチャンをはべらしてガハハと笑いな
がら、コニャックの水割りをのみ、ウイスキーをチビチビやって
いる貴方の方を見て『やっぱり酒はブランデーやな』と粋がって
いたら気分が悪いでしょう(我ながら、よくこれだけ悪い設定を
思いつくなぁ)。
よい店とは、常連で賑わう処にポツンと一見の客が入って来ても
自然と溶け込める雰囲気を「店と客が一体となって」提供してく
れるものです。
また、もし貴方がその店で常連と呼ばれるようになったら、この
ことを思い出してください。酒の前では全ての客が平等である
ことを。
例えばチャージなしで Highland Park 12yo が 1,500yen/Shot
だとすると、新地では十分に一般的な値段ですし、ミナミでは
少々お高い値段となります。例によってモルトで判断しています
が、目安として 1shot = 1/10 Bottle(上代)× 1.2 を中心とし
最低額を 1,000yen。新地は 20% 増、ミナミは 10%減をおおよそ
の標準価格としています。
これは全く根拠はなく、完全な私の経験則を元にしています。
ex.
酒の名前 | 上代 | 標準価格 | 新地価格 | ミナミ価格 |
---|---|---|---|---|
Glenfiddich | 8,500yen | 1,000yen | 1,200yen | 900yen |
H.P. 12yo | 10,000yen | 1,200yen | 1,500yen | 1,100yen |
お勧めチャート
※ くどいようですが、これらの採点は私の独断と偏見で行ってい
ます。皆さんの主観と違ったり、たまたま悪い日に訪問したことがあるかも
知れません。
ただ唯一言える事は紹介されている店と私個人とは何の関係もないですし、
この内容を保証するものではありません。よってこれらの情報に関して一切
責任を追うものではありません。
でも酒は嗜好品ですから、 各個人の解釈が違ってこそ面白いのではない
でしょうか。
それでは夜の大阪をお楽しみください。