Linux Security: 第14章 - 侵入検知システム

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14.6 IDS

OSS の IDS としては、Snort, 製品版としては SecureNet Pro(Intrusion), NFR(NFR Security), Dragon Sensor(Enterasys Networks) など。
OSS Proj.特徴
Security OnionUbuntuをベースの監視および侵入検知のためのディストリビューション(IDS)
VMware との親和性が高くドキュメント整備状況も良好
OSSECHIDSでリアルタイムアラート付きのファイル完全性監視およびrootkit検知の機能を持つ。
Trend Microの有料サポートあり
OpenWIPS-ngワイヤレスIDS/IPS。Aircrack-ngの作者が開発している
SuricataアーキテクチャがSnortに似ている。
攻撃のパターンやネットワークの脆弱性などを分析した攻撃防御用のルールセット
「VRT Snortルール」と「Emerging Threatルールセット」を利用することができる。
Bro IDSIDS以上のルール使って攻撃の出どころを突き止めるという点で、Security Onionに近い。
ツールの組み合わせで構成されている
source: ☞無償で使える5つのネットワーク侵入検知ツール2013/4/2

IPS

近年では、積極的に怪しいアクセスを遮断する IPS(Intrusion Prevention System, 侵入防止システム)や、アプライアンスサーバが中心となっている。
主な IPS 製品

製品名(ベンダー)特徴
IBM Security Network IPS
(IBM, 旧ISS)
IBMセキュリティ運用監視センターで脅威のリアルタイム監視を実施
McAfee Network Security Platform
(McAfee)
攻撃される前に遮断するプロアクティブ保護
SRX シリーズ
(Juniper Networks)
総合的なセキュリティ機能を持つゲートウェイシリーズ
Cisco Intrusion Prevention
(Cisco)
シスコが提唱する自己防衛型ネットワークの中核製品
SecureSoft Sniper IPS
(SecureSoft)
きめ細かな分析による検知および防御
TippingPoint IPS
(Terilogy)
デジタルワクチン(独自のパターンマッチング)による、誤検知の低減